描いて作って遊べる。
ゲームの話。
先日の記事、「クソゲー論」の件。
あの記事を書いている時に、ふと思い出しました。
中古で説明書なしのソフトを買って、その操作方法があまりにも難解な場合。
自分でマニュアルを作る事があります。
子供の頃からそうで、大人になってからも海外版で説明書なしのパッケージを買ってしまった時などは、作る時があります。
そんな事を思い返している中で、突然あるソフトが遊びたくなりました。
そして、棚を漁って掘り出しました。
絵描衛門。
「デザエモン」と読みます。
なんと、ファミコンソフトです。
SFC発売中の91年発売なので、割と後期にあたりますね。
「ゲームデザイナー養成ソフト」などと大仰なジャンル付けまでされていますが、ゲームです。
このデザエモンは、後にSFC版/PS版/SS版/N64版が発売されていくのですが、その初代FC版。
自分の知る限り、家庭用ゲームソフトで「ゲームを作る事だけ」に特化した作品はこれが初めてなんじゃないでしょうか?
PCでもツクールシリーズの初期版がいくつか出始めた程度の頃だったはず。
ちなみにこのソフトで何が作れるのかというと
縦スクロールシューティングゲームです。
メニュー画面はいたってシンプル。
自機や敵機を始め、弾やアイテム、爆発パターンに至るまで全てのグラフィックをドット絵で描き
(これはサンプルです)
自分で敵を配置して行動パターンを設置して
(これはサンプルです)
ステージやタイトル画面の作曲までするという。
これが、ファミコンでできてしまうんですね。
で、このソフト。
当時、取説なしで買ってしまったんですよ。
仮に取説があったとしても複雑だろうに。
ただ、今はプレミアがついて高騰していますが、当時たしか中古で1000円で買いました。
まぁいくら安かったとはいえ、よくもあのワケのわからんカセットの見た目だけで買う気になったなと今更ながら思うわけですが。
そして買った当時。
ムラタン少年は一つひとつの操作や数値をいじってはテストプレイを繰り返し、独自のマニュアルを作った記憶があって、それで今になってその事を思い出してやりたくなったと。
さらに、そのマニュアルを書き込んだ手帳は引越しの時に見つけた事も覚えていたので、それも一緒に引っ張り出しました。
で、読んでみると……
お前!
1ページしか書いてねえじゃねえか!!
そうか。
途中から勝手がわかってきて、書き込まずに頭で覚えてしまったのだな少年。
わかるぞ少年。
めんどくさかったんだな少年。
っていうかオレ。
というわけで、今再びこれを触り始めて、今度はちゃんとマニュアルも作っています。
テキスト形式のファイルで。
まぁ、生きているうちにまたこれを遊びたくなる機会が来るのかはさておき。
SFC版やPS版はもっと細かく作れて、やろうと思えば大作も作れてしまうんだけども、さすがにそこまでかけられる時間も気力もないので、そういう意味ではFC版は手軽でいいのかも。
そんなFC版ですら完成できるかはわかりませんが、アイデアのあるうちに頑張って作ります。
久々のドット絵、楽しいです。
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