オクトパストラベラー。
7月13日発売予定のニンテンドースイッチ専用ソフト
OCTOPATH TRAVELER。
スクウェア・エニックスが贈る、2Dグラフィックの新作RPGですね。
その新しい体験版が、発売の約1ヶ月前となる6月15日に配信開始となりました。
個人的にスイッチ本体を購入する決め手となったうちの一本なのですが、発売日まで遊べないつもりでいたのが、この体験版配信によって手に取るのが突然前倒しになったようで心躍りました。
なにせこの体験版、製品版にセーブデータの引き継ぎができるというのですから!
というわけで、早速ダウンロードして遊んでみました。
この体験版の概要。
遊べるのは、NEW GAME開始から3時間。
今回の体験版では8人の主人公から選べる。
体験版のセーブデータは製品版へと引き継ぎ可能。
体験できるのは1章までのシナリオとそれに準ずるエリアのみ。
なるほど。
今回の主人公はまず、盗賊のテリオンで始めました。
上の紹介文を見てわかるように、キャラの事を「彼は」でなく「君は」と綴っているんですね。
このゲームでは、プレイヤーにロールプレイをさせるというのがテーマの一つという事で、この文章からもそれが伝わってきます。
主人公にはそれぞれ「フィールドコマンド」なる、名前そのままフィールド上で使えるコマンドが備わっています。
このテリオンの場合は、「盗む」。
町の人から道具(時にはイベント進行に必要な重要アイテムも)を盗み出す事ができます。
他の主人公キャラを仲間に加えていく事でそのフィールドコマンドも増えていき、攻略の幅が広がっていくというわけですね。
ちなみに他のキャラでは、町の人からより深い情報を聞き出したり、町の人を戦闘に加えたり、町の人に試合を挑むなど、その効果も様々。
そしてゲーム本編が始まって感じる事。
「HD-2D」と称されるこのグラフィックに、まず目を奪われます。
2Dでありながら3Dでの効果が織り交ぜられていて、この光の表現などからはSFC時代とは明らかな進化を遂げている事が一目でわかりますね。
ダンジョンの暗さも雰囲気が出ていて、ワクワクします。
戦闘シーンは、スクウェアソフト時代のRPGを遊んでいた世代には馴染み深い、サイドビュー方式。
そしてそれを彩るのは、サガシリーズを彷彿とさせるようなドラマチックなBGM。
他のBGMも素晴らしいものばかりですが、通常戦闘の曲は特に響きました。
その戦闘ですが、システム面でとても気に入りました。
敵にはそれぞれ、弱点となる武器や属性が設定されています。
初見の段階ではそれが何なのかわからないのですが、弱点となる攻撃を与えると「WEAK」の表示とともにその弱点を示すアイコンが表示されます。
そして、弱点となる攻撃を与える事で敵の「シールドポイント」が減ります。
画像にある、敵グラフィック下の盾のマークに数字の書かれたアイコンですね。
これが0になると画像のように「ブレイク」が発生して敵は気絶し、次ターンは行動不能になります。
さらに、各ターンではこちらに「ブーストポイント」が1ずつ加算されていきます。
画像の、プレイヤーキャラ名の下にあるオレンジのポッチですね。
攻撃時にこれを使用する事で連続攻撃が発生し、より高いダメージを与える事ができます。
雑魚キャラも全体的に強めのバランスで設定されているのですが、この「ブレイク」と「コマンドブースト」を上手く利用すれば、ノーダメージで戦闘を終わらせる事も可能になるわけです。
一見使い古されたようなゲームデザインながらも、この新たな体験には目が爛々としました。
この時代になっても、これだけ新鮮かつシンプルな戦闘システムを作り出せるという事には、ただただ感心するばかり。
個人的には通常戦闘が良い意味で「面倒」なRPGが好きなので、毎回戦闘で頭を使う事になるこのゲームは自分の好みにちょうど合っていると言えます。
他に、画像で表せないところで感じた点。
スイッチの特徴の一つである「HD振動」が随所に盛り込まれている事で、より没入感の高いロールプレイを楽しませてくれています。
グラスをカウンターに置いたり、扉を開けたりといった、ちょっとしたシーンでもHD振動でその動作を手で感じさせてくれるというだけで、たとえ目に映っているのが2Dグラフィックであっても自分がその中に入り込めるきっかけになり得るんですね。
そんなこんなで、最初に始めたテリオンでは仲間を1人加えて中ボスを2体倒す程度のところまで進めて、ちょうど3時間程度となりました。
このゲームを「体験する」という意味では十分な時間ですが、やはり3時間というのは物足りない。
それは何より、このゲームが本当に面白いと感じたからでしょう。
発売日まではまだ1ヶ月弱あるので、この体験版でもって他のキャラも遊んでみようと思います。
せっかくなので、見ておけるものは8人分全部見ておきたいですね。
そして、すっかり慣れたところで9回目のプレイをして、引き継ぎ用の完璧なプレイをする、と。
さて、このオクトパストラベラー。
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