BONSAI。
きっかけは、バンドリだったでしょうか。
盆栽を愛する少女を見て、「盆栽かぁ……」と。
それから少しして、盆栽という趣味について少しだけ調べた時期がありました。
あれは、春頃だったかしら。
その時に、初めて知ったんですね。
比較的近場であるさいたま市に、盆栽美術館なるものがあると。
確か、そこに有名な作品が期間限定で展示されていて大賑わいだというニュースをたまたま見たのだったと思います。
それから数ヶ月後ですよ。
まさか、サイクリングが雨で流れた代案で訪れる事になるとは思わなかったですよ。
大宮盆栽美術館!
ちなみにこの日は、民謡テクノバンド・メテオールのギタリスト、ヒロック氏同伴で。
到着までパラパラと雨が降っていましたが、到着後程なくして止んでくれたのでよかったです。
それでは、園内の撮影可能な作品をいくつか。
基本的には定番であるところの松柏盆栽の五葉松や黒松や真柏なんかが多いんだけど、個人的には2枚目のヒノキのモコモコ感が好きです。
あとは山モミジなど雑木盆栽の「木!」感も好きです。
この松も結構好きでした。
園内に展示してある作品は基本的に大きなものが多い中、これはサイズもそこまででなく、それでいて枝の高低差や前後の奥行きにもドラマを感じるし、何より幹が綺麗。
近くで見るとこんな感じ。
この「シャリ」っていう幹の枯れた部分のコントラストが、小さいながら見事なものでした。
……あ、僕、語ってますけど盆栽をちゃんと見たのはこれが初めてです。
そうなんです。
盆栽って最初、絵画などの芸術作品のように、もっとつかみどころがなくて初心者が鑑賞するには窮屈なものなのではないかと思っていました。
でも実際に実物を前にすると、そこにあるのはまさしく慣れ親しんだ"木"なわけですよ。
たとえその作品のこれまでの育て方や手入れの仕方がわからなくとも、"その木がどうすごいか""その木のここが好き"といった感想がどんどん出てくるんですね。
思っていたより、ずっとハードルが低くそして間口の広い世界だと感じました。
さらにそれが樹齢の若く小さな木となると、そこに"かわいさ"を感じたりと一気に距離感が縮まって、自分との生活が想像でくるようにもなり。
そんなこんなで。
このヒノキの盆栽、お持ち帰りしました。
ちなみに、隣の「錦松」という札は、ヒロック氏がお持ち帰りしたものです。
しかもオレの興味で連れて行ったのに、まさかのオレより先に成約してるという。
そしてお値段もお求め安くてビックリ。
こういうところの盆栽ってもっと何万もするのかと思ってたですよ。
緑のある生活、いいかも。
何より、かわいい。
そんなわけで、突然ですが家族が増えました。
若い木なので枯らさないように、愛情を込めて育ててあげたいと思います。
ちなみにヒノキは盆栽の中ではあまり人気がないそうですが、丈夫で育てやすい部類だそうです。
個人的には葉っぱのモコモコ感がかわいいのと、小さくても思いの外良い匂いがするというのがポイント高いです。
そして、直幹というのも逆にミニチュア感があって好き。
曲がりくねった松柏盆栽もかっこいいんだけどね。
あとはそう、名前だな。
どうしよう。
2コメント
2017.10.21 00:08
2017.10.20 23:00